伊坂っちワールド全開!!

いやぁ、暖かくなってきましたね。そろそろ冬服をしまって春物を…などと思いがちですが油断は禁物です。なにせ気温のバカやろうは気まぐれバカやろうなので突然温度を下げてきます。まったくどうしようもない大バカやろうです。ホント、愛のバカやろうです。後藤真希です。後藤真希はボクらのアイドルでした。

そんな後藤真希モーニング娘。を卒業した2002年、伊坂幸太郎の『ラッシュライフ』が新潮社から発行されました。

当時私は高校一年生。「小説なんざ吐き気がするぜぇ」と虚勢を張り、触れるもの皆傷つける少年ナイフでした。

それから時は経ち2009年、就活に苦しむ少年ナイフは友人のヒゲ魔人君から『ラッシュライフ』を薦められ吐き気がするほどハマっていたのです。

ラッシュライフ』は様々な背景を背負った五人の主人公たちの物語。その一人一人の物語が、同じ仙台という街で並行して進み「いつ主人公たちは出会うのかな」と思わせるも主人公たちの物語は一人一人時間や日にちが微妙にずれており、全員が出会うことは決してない。その時間軸を使った物語の組み立て方は複雑だが非常に精巧。そのせいで何度も前のページを読み返してしまうはず。また、個性豊かな五人の主人公たちも非常に魅力的。中でも注目してほしい主人公は泥棒の黒澤。落ち着いた雰囲気を持ち、常に冷静沈着な彼は実は友達思い。そんな彼の発する言葉は人生の芯をとらえたものばかりで思わず胸が熱くなるに違いない。五人の人生が複雑に絡み合う伊阪っちワールド全開の『ラッシュライフ』は現代を生きる我々が共感できるものが多く盛り込まれており、感情移入がしやすい作品かもしれない。

…とクソ下手な文章でレビューのようなものを書いてみましたが難しいですね。表現力もなければ、言葉も知らないので。仕方ないです。伊阪さんごめんなさい。もっと勉強します。

まぁとにかく面白いですからコレ。気になったら読んでみてください。

それにしてもヒゲ魔人のオススメする本はことごとく面白いなぁ〜。